ITINとは何ですか?どのような場合に必要ですか?

ITIN(Individual Taxpayer Identification Number)は、IRSが発行する9桁の個人納税者番号です。社会保障番号(SSN)を取得できない方が、米国連邦税の申告などで納税者番号を必要とする場合に使用します。

SSNを持っていないという理由だけで、すべての方にITINが必要になるわけではありません。

1. どのような場合に必要ですか?

例えば、SSNを取得できず、次のような税務上の必要性がある場合に、ITIN申請を検討します。

  • 米国の個人所得税申告書を提出する
  • 申告によって源泉徴収税額の還付を請求する
  • 所定の要件を満たして配偶者と夫婦合算申告をする
  • 一定の租税条約上の特典を受けるため、納税者番号を提示する

配偶者や扶養家族についても、申告上の役割や利用する税務上の特典を確認します。家族として米国に滞在するだけで、必ずITINが必要になるわけではありません。

参考:IRS — Instructions for Form W-7

2. SSNとは何が違いますか?

ITINは連邦税務のための番号です。取得しても、米国での就労許可や移民上の資格が与えられるわけではなく、社会保障給付の受給資格を得るものでもありません。

SSNを取得できる方は、原則としてSSNを使用します。ITIN取得後にSSNが発行された場合も、以後はSSNを使用し、IRSへの記録統合の手続きを確認します。

参考:IRS — Individual Taxpayer Identification Number

3. どのように申請しますか?

通常は、Form W-7に、関連する米国連邦所得税申告書と本人確認・外国人であることの証明書類を添えて申請します。所定の例外に該当する場合は、申告書の添付が不要となることがあります。

証明書類は通常、原本または発行機関が認証した写しが必要です。郵送や、対応するIRS窓口・認定機関を通じた方法などから、状況に合う手続きを確認します。

参考:IRS — How to Apply for an ITIN

4. 一度取得すれば、ずっと使えますか?

更新が必要になる場合があります。例えば、直近3年連続で米国連邦所得税申告書に使用していないITINは、原則として3年目の12月31日に失効します。

失効した番号を再び申告に使う場合は、更新の必要性を確認してください。

参考:IRS — Instructions for Form W-7

ご相談時の確認事項

SSNの取得資格、過去のSSN・ITIN取得歴、申告方法、番号が必要となる理由を整理しておくと、確認が円滑になります。

当事務所では、申告内容に応じた納税者番号の必要性を確認し、必要な手続きをご案内します。初回のお問い合わせには、番号そのものやパスポートの写しなどの機密情報を含めないでください。

お問い合わせ

本回答は一般的な情報提供を目的としています。ITINの申請資格や必要書類は、個別の状況によって異なります。

情報確認日:2026年10月14日